2024/01/28(日) 18:45 0 2
初日の28日に20歳の誕生日を迎えたルーキー・山田駿斗。前検日には「節目の開催、優勝を目指したい」と意気込みを見せた。
注目の初戦。自らスタートを取って前受けすると、赤板すぎに上昇した藤本龍也を突っ張って主導権を握る。最終バックで6番手から吉田英二が勢い良く捲り上げるも、反撃及ばず。山田が逃げ切って、畠山裕行、3番手の清水一博まで続いてライン独占。
「突っ張ってからはペースに入れられた。アップでローラーに乗っている時は上手く噛み合ってない感じがあったけど、レース本番は普通に走れた。1着が取れて良かった」とバースデー勝利を喜んだ。
7月に本デビューを迎えた山田だが「前半は落車に失格、病気もして上手くいかなかった」とふり返る。初戦は地元戦で失格、8月末に落車とリズムに乗れずにいたが、9月末の弥彦で完全優勝を飾って以降、安定感ある走りを見せている。「落車してからは突っ張り先行ができていない。だけど、今期からは積極的にやれたら」と話す。
誕生日の瞬間は今開催、同部屋の小林大能と矢口大樹に祝ってもらったそうで「午前0時ちょうどにお祝いしてもらいました。自分も勝ち上がって、先輩たちの前で頑張りたいですね」と意気込みを口にした。その言葉の通り、準決勝で小林との連係が実現。山田と小林、自力と番手の技量ともに千葉コンビのセット力が一枚上。息の合った連係でワンツーを決めてみせる。(アオケイ・八角記者)