2日目の8Rに出場する植木和広。目標不在の一戦となり、神奈川の先輩である川口直人を背に総力戦でレースに挑む。別線は早坂秀悟に田村真広、佐々木省司の東ライン。もうひとつは筒井裕哉に金田健一郎が付けて近畿ラインと綺麗な3分戦になった。

　植木はメンバーを見ながらレース展開を予想した。
「これはめちゃくちゃ難しい。多分、早坂君はブーメラン(誘導を斬る作戦)だね。それを見据えて組み立てないと。捲り？ そんなに甘くない(笑)。状態は上向いているけど、捲れるかどうかは。誰も見ていないところからこっそり現れて穴を開けるのが理想です」と話す。

　近くに後ろを回る川口がいたので話を聞いてみると「この並びは初めて。植木君がガンバルって言ってくれたし、別々にやる選択肢はなかった。家も近いしご近所同士頑張ります。やっぱり穴を開けたいね」と意気込んだ。

　二人の口から出た「穴を開けたい」宣言。先行1車の番組は極端にかたいか、凄く荒れるかのイメージが強いが、この二人を信じて好配当を狙ってみたい。

(アオケイ・石濱記者)