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【和歌山グランプリ】優勝・古性優作「期待に応えるんじゃなくて超えないと」

2024/01/14(日) 19:00 0 34

和歌山競輪場の「和歌山グランプリ(GIII)」は14日、最終日を開催。昨年福井記念以来9度目のGIII優勝を飾った古性優作に話を聞いた。

「もっと上のステージを目指して期待を超えていきたい」と話した古性優作

 1番車の東口善朋がスタートを決め、寺崎浩平-古性優作-東口-藤田勝也の近畿4車が前受け。赤板で後方から山田英明-山口敦也-阿竹智史、更には坂井洋-永澤剛が上昇。下げた寺崎は打鐘の合図で一気に仕掛けると、4車で綺麗に出切って別戦は為す術なし。最終バックで8番手から坂井が捲り上げるも、車間は縮まらず。ゴール前、古性が3番手・東口とのマッチレースを制して人気に応えた。

 古性は「作戦は初手だけ聞いていた。レースに動きがなかったのは寺崎君が強かったから。坂井君が勢い良く来ると思ったけど、すごいカカリでした」とラインをワンツースリーフォー(3着寺崎、4着藤田)まで導いた寺崎を賞賛。

 前検日には近畿地区の自力選手の今年のキーマンに寺崎を指名。
「これからの近畿を引っ張っていく選手になってほしいし、そうならないとダメだと思っている。寺崎君が4日間、良いレースを続けたことは今後のGIに繋がると思うし、こうやって信頼関係が生まれてくると、もっと良いレースがGIでもできると思う」と次世代のエースへ期待を寄せる。

 競輪界最強の男は、己にも更なる進化を課す。

「今年は高い所を、大きい目標を掲げて走っている。その目標を叶えようと思ったら、期待に応えるんじゃなくて“超えないと”そこにはたどり着けないと思う。もっと上のステージを目指して期待を超えていきたい」と意気込みを見せた。

 古性と脇本雄太、最強と最速。この2人を中心に競輪界が回っているのは言うまでもないが、競輪に専念する寺崎の存在も近畿地区にとっては間違いなく追い風だ。「今年はタイトルを近畿で『総ナメ』したい」という言葉の通り、2024年、古性が中心となって近畿旋風を巻き起こす。(アオケイ・八角記者)

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