閉じる

【和歌山グランプリ】47歳、大したもん! 佐藤慎太郎「今年は“トライ”の年」

2024/01/12(金) 19:25 0 14

和歌山競輪場の「和歌山グランプリ(GIII)」は12日、2日目を迎えた。11RのS級二次予選3着で準決勝に駒を進めた佐藤慎太郎に話を聞いた。

「セッティングやフレームを換えたり、色々と試している」と話した佐藤慎太郎

 根田空史-佐藤慎太郎-紺野哲也が前受け。神田龍島川将貴が赤板で上昇すると、全引きした根田は打鐘を目掛けて先行態勢へ。3番手の紺野が遅れて2車で出切ると、後ろは大きく車間が空く。バックで勢い良く島川が捲りに出ると、番手の桑原大志もぴったり。佐藤の牽制を乗り越えた中四国勢が捲り切ってワンツー。

 3着の佐藤は「根田君が良いレースをしてくれた。作戦は『先行基本で行きたい』と言っていたし、タイミングは任せていた。あとは島川がどれだけ車間を詰める勢いで来るか。もうワンテンポ早く肩なり肘なり入れられていれば良かったけど、だいぶスピード差もあって難しかった」とレースをふり返った。

 今年についても言及し「色々と“トライ”する年にしようと。トレーニングだけでは補えない。いや、気のせい、限界はないんですけどね(笑い)」とテーマを課す。

「セッティングやフレームを換えたり、色々と試している。迷っているっていうよりも新しいことにトライしている。自転車は…変えるのが面倒くさいし、このまま(ストラトス)で行く。ハンドル周りは換えるかも。あんまり変わらないんだけどね(笑い)」。そう話すようにパナソニック、ストラトスの2種類のフレームを用意して参戦。

 今朝、記者が乗車したタクシーの運転手が大の佐藤慎太郎のファンだった。

「47歳で大したもんよ〜、グランプリに乗って。どんな生活をしてはるんやろう。食事やお酒なんかも節制してはるんやろうね。記者さん聞いとってや〜。僕より二回りも歳は違うけど、彼が頑張っているのを見ると元気が出るねぇ」

 そんな運転手の話を思い出し、佐藤を直撃。原動力となっているものとは。 「嬉しいねぇ。今は自分のためというよりかは、応援してくれる人たちのためにですね。良いときも悪いときも、変わらず応援してくれる人がいるんですよ。ありがたいことに。そういう人たちと一緒に喜びたいね。1着を取れば俺も嬉しいし、みんなも喜んでくれる。そんな感じですね」とファンへの思いを口にした。

 戦う場、佐藤にとって新年一発目の大事なシリーズの最中だし、普段の生活や食事についてまで追求することは避けたが、またの機会に取材してみたい。『佐藤慎太郎・解体新書』、面白そうだ。また、本人のSNSでは食事を含め、プライベートショットを披露しているので是非チェックを。(アオケイ・八角記者)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票