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【和歌山グランプリ】根田空史「後ろが真久留で信頼感があって駆けやすかった」

2024/01/11(木) 20:15 0 9

和歌山競輪場の「和歌山グランプリ(GIII)」は11日、初日を迎えた。3RのS級一次予選でワンツーを決めた和田真久留根田空史に話を聞いた。(アオケイ・八角記者)

和田真久留

 赤板で金澤竜二相澤政宏が上昇し、柿本大貴芦澤辰弘が追う。そのまま柿本が切る展開に思えたが、後方の根田空史を牽制。そのまま根田ー和田真久留加藤圭一が打鐘を目掛けて仕掛けると、3番手の加藤が遅れて芦澤がスイッチ。根田の主導権でレースは進み、最後は和田が差して南関ワンツー。3着は芦澤。

 和田は「芦澤さんが自分たちにスイッチしたのは見えていたし、3番手の加藤(圭一)さんを捜索して周りを見る余裕はあった。ホームが向かい風で根田さんがキツそうで、上手くやらないとワンツー決められないな、と。でも、冷静に動けたし、自分も復帰初戦が根田さんの後ろで千切れるのは嫌で緊張したけど、一走して楽になった」とふり返った。

 玉野の落車で腰の骨を3本折る大怪我を負ったが「2週間は寝たきりだった。治すことに重きを置いていたので、正直、上積みはない。でも、逆に疲れが抜けたと思うし、腰の状態は問題ないですね」と不安を払しょく。2日目は自力戦になるが、果たして。

根田空史

 2着に逃げ残った根田は「車番的にまさか前中団が取れるとは。牽制で上手く入れてラッキーだったし、流れが向いた。柿本が切ると思ったけど行かないし、金ヶ江をフタしておいて柿本の動きを見ながらって感じで下りに入った2コーナーで、自分で行っちゃおうと。4コーナーからゴールまで向かい風がキツくて最後はタレてしまった」と話すも、持ち前のパワフルな先行力を見せつけた。

 また「後ろが連係実績のある真久留だったのも大きい。信頼感があって駆けやすかった。ワンツーが決まって嬉しい」と和田とのワンツーを喜んだ。明日は番手に佐藤慎太郎を連れて、勝ち上がりを目指す。

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