2024/01/06(土) 20:30 1 20
大宮競輪場の「東日本発祥倉茂記念杯(GIII)」は7日、3日目を迎える。12レースのS級準決勝を走る平原康多に話を聞いた。
最近、武田豊樹が町田太我、佐々木龍の3番手を回ったり、西同士でも付けない南修二が郡司浩平に付けたり、地殻変動が起こっている。平原康多も深谷知広との縁ができて、これからどこまで拡げて考えるか気になった。
記者が思うには、松井宏佑、北井佑季、新山響平には付ける。野口裕史は微妙なところで、郡司浩平には付けないと言う目算。それを平原康多に振ると「自分の状態、相手の調子、全体のメンバーでどうなるか考えたい。ひとつ言えることは、自分も42歳になる。上で走り続けるには、どうするかだし、そこにプライドはない。関東の後輩の事も考えないといけないから、難しい決断をしなくてはいけない1年になると思う」。
記者は2日目からの取材だったので、少しレースを振り返ってもらった。 「初日の清水君との絡み? ちょっと遅れていたし、厳しいと思った。オールスターでも似たようなケースがあったけど、あの辺りの清水君の技量は上手い。俺の近くでうまい場所にいる。先に車間を切り、アタリに行けば良いとファンは思うだろうね。見た目は遅れて、負けたように見えるから」
続けて深谷知広に対しては「GPは北の後ろを取ったことが大きかったと思う。以前より闘争心が出てきたと思うし、あれが競技の選手でなく競輪選手。素晴らしい選手だと思うよ。南関に移籍して水が合ったのと年齢的な深みで変わったのではないかな。俺も、心機一転、どこかに移籍? 近畿は厳しそうだし、42歳になって環境を変えても何も変わらないよ(大笑い)」。
ファンの間でも平原康多に心配の声が上がっているが、それを吹き飛ばして復活の1年にしてほしい。(町田洋一)