2024/01/06(土) 15:45 0 4
大宮競輪場の「東日本発祥倉茂記念杯(GIII)」は6日に2日目を迎えた。8Rの二次予選に出場した北津留翼と武藤龍生に話を聞いた。
初日特選を規格外のパワーで制した北津留翼に対して、黒沢征治-武藤龍生-志村太賀の関東トリオがどこまで抵抗できるかが焦点となったこのレースは、想像以上の熱戦となった。
「理想的な形で黒沢君が先行できた」と武藤が振り返ったように、黒沢はあまり脚を使わず先頭に立ち、北津留を後方に置いた。慌てて巻き返してきた北津留に対し、まずは3番手の志村が絶妙なタイミングでけん制。それでも前に踏む北津留を今度は武藤が止めに行く。そこも北津留が通過すると、最後は黒沢が自ら外に振って北津留に抵抗した。しかし鉄壁の関東ラインを乗り越えた北津留に軍配が上がり、武藤は2着、黒沢と志村は残念ながら二予敗退となった。
「ライン3人で(仕事を)やったけど、それでも止まらなかった北津留さんが強すぎました」と武藤は脱帽。
一方の北津留は「一車ずつ(ブロックを)もらって止まりそうでした。無理かなって思ったけど、なんとか越えられました」と頭をかきながら激闘を振り返った。(netkeirin特派員)