2024/01/03(水) 22:00 0 2
板橋は以前から「追込に転身したい」としきりに話をしていた。だが、秘めるタテ脚を出すことで自力の決まり手が付き、その数字を見た番組マンが板橋を前で戦う選手と認識して、さらに動くメンバーを組む、これまではそんな繰り返しに悩んでいた。
長らく自力自在で戦ってきた選手が追込に回る際によくある事象で、選手側もあらゆる手を打つ。「前回の取手もずっと自分で動かなきゃいけないような番組だったんです。だから、あえて違う地区の3番手を回りました。もう動かないぞって感じで」と自力封印をアピールしていた。
ここも当初は三浦稔希が板橋に任せる予定だったが、板橋が事情を説明して各々、単騎となった。道中はたまたま三浦が後ろにいたものの、板橋はある事を念入りに警戒してから踏み込んだ。
「バックを取りたくなかったので、そこだけ確認しました」と、丁寧なまくり追い込みで見事に直線を突き抜けた。ところが、決まり手は何と「まくり」。再び自力の決まり手が付いてしまい苦笑いを浮かべるしかなかった。
2日目、4日の準決勝4Rは溝口葵を目標に得た。充実の番手戦で存在感を発揮し、追込として猛アピールする。(netkeirin特派員)