2024/01/02(火) 16:45 0 8
初日のS級予選7R。赤板で川村晃司-北野武史が上昇し、すかさず打鐘を目掛けて吉田昌が先行態勢へ。単騎の小笠原昭太まで続いて4人で出切る。番手の岡に100勝達成のチャンス到来!かに思えたが、川村が5番手から好回転の捲りを見せて北野とワンツー。
マークした北野は「すげーよ! 前が取れなかったし、厳しいかなと思っていたら…。超、強かった!」と大興奮。しかし、川村本人は「たまたまですよ」と謙遜。
何がビックリって、川村は立川のグランプリシリーズに参加し、追加を受けての『中0日』参戦。
「中0日は選手になって初めて。それに玉野から立川と3場所連続で追加を受けたのも初めてで(笑い)。新年1着スタートが切れたし、来て良かったですね」とニッコリ。
47歳、ベテランの意地を見た。川村は2008年前期から一度も降級することなくS級をキープ。その背を追いかける、ある人物がいるという。
「大学4年の息子が競輪選手になるって言い出して。選手を目指す気なんて、さらさらなかったのに。普通に就職活動をして内定も貰ったけど、風向きが急に変わった。突然のことで僕もビックリですよ。選手になった暁には記者さん、よろしくお願いします。今は(2次試験の)結果発表待ちなんですけどね」
また一つ、頑張る理由が増えた。(アオケイ・八角記者)