「練習はめちゃくちゃやってますよ」と話す布居大地だが、それが結果に繋がっているようだ。初日の番手に嵌まる内容には、「最近、こういう事が多いが、狙っている訳ではないですよ。前々に攻めている結果です。Sで踏んで、赤板で突っ張って、打鐘で踏んで、最後も踏んで、4回も踏んでいますから」とポジティブに振り返る。「いやいや、これで満足しちゃいけませんね(苦笑)」と最後には反省も忘れなかった。

　そんな布居の父・布居寛幸は、現在S級で奮闘中。「父は練習でも強いですよ。後ろで、もっと踏め〜、踏め〜って言ってきますから。S級に上がって、いずれは和歌山記念で一緒に走るのが夢です。来期は父もA級になるけど、自分がS級に行けば、父も頑張ってS級に戻るでしょう」。

　最終日は、高橋幸司とが相手の3分戦。「尾崎君には、和歌山の115期勢がやられている。状態はめちゃくちゃ良いし、消化不良に終わった2日目の分も頑張ります」と熱意を見せた。

（アオケイ・市川記者）