ーー一走してみた感じはどうですか？

室井:ヤバいっす。全然、踏めてないっすよ。(流行り病から)一気に落ちた。前回も全然、踏めてなかったんすよ。

ーーとはいっても後ろを離しての1着スタートですよ。

室井:予選はいいんすよ。山場は準決。強い人と当たった時にどうか。心肺や持久系はいけるけど、瞬発力・ダッシュが落ちてる。パーンと入らないんすよね。今できる精一杯のことはやってみます。

ーー今回は憧れの小倉竜二選手との参戦です。何か一緒に行動して感じたことはありますか？

室井:やっぱオーラが違います。用事のある時しか近づけないっす。それと食事がバイキング形式なんですけど、見ていたらバランスが取れているなぁって。たぶん普段から食事にも気を付けているんだろうなって感じました。僕も見習わないと。

　デビューし早くから将来マーク選手になりたいと話していた室井。もちろん父であり師匠・健一の存在もあるが小倉の存在も大きい。みんなから頼られる仕事人。そこを目指し今、下積みを重ねる。聞くと近い目標は地元記念を走ることだという。夢を現実に変えるために目の前の一戦一戦に力を込める。(アオケイ・梅田記者)