2023/12/22(金) 22:15 0 7
玉野競輪場の「ひろしまピースカップ(GIII)」は23日、3日目を迎える。10レースのS級準決勝を走る浅井康太に話を聞いた。
グランプリを2度制している浅井康太。絶対王者と呼べる存在だったし、GPを勝つ秘訣を聞いてみた。
「まずは1年の流れが大切。今年で言えば古性優作。自分が最初にGPを獲った時は単騎だった。そう考えると、拳矢の優勝も十分あると思うよ。新山響平の3番手にいて先まくりとか、清水ラインに乗って内を強襲するとか…。ただ、ワッキーが駆けた時は、古性優作が有利だろうね。僕の場合、最初の優勝は、村上義弘さんが付いていた稲垣裕之さんと武田豊樹さんで、激しいもがき合い。そこから平原康多さんが自力に転じた。内から進出して神山さんをどかして、最後はVゴールでした」
現状の自分に関しては「弱くなったのに、ファンから温かい声援がある。強い時なら誰でも応援してもらえるけどね。それが今は一番励みになっている。弱くなれば誰からも相手にされないし人生の縮図と一緒? そして手のひら返し? 確かに、そうかもね(笑)。プライドなんてないし、目の前のレースを頑張るだけ」。
復権を目指す眼差しは柔らかく「また強くなって、ファンから愛される選手になりたいですね(笑顔)」。(町田洋一)