俳優との二刀流や人気番組のSASUKEに出場など話題先行のレーサーだった鈴木だが、実力が追いついてきた。前期の競走得点は103.85。遂に来期はS級1班として新年を迎えることになる。

　そんな鈴木に今期を振り返ってもらうと「特進を狙っていたけど、甘くなかったです。着に拘っていたので先行は減りました。でも、半年を通してずっと良かったし、後半では3連続優勝もできた」と立派な数字を残している。

　今期が最終戦。意気込みを聞くと「ここも優勝して4連続優勝を決めることですね。来年の一発目は地元戦なので勢いを付けて一年を締めくくりたい」。

　今節は鈴木以外にも実力者が集結し初日特選はハイレベルな戦いが予想される。「自力です。宇都宮は前回準決で飛んでいる。仕掛けるべき所で仕掛けて行きたい」

　初日はシード戦とは言え人気になる立場。気を抜かず渾身の捲りを炸裂させる。(アオケイ・石濱記者)