2023/12/21(木) 19:30 0 9
玉野競輪場の「ひろしまピースカップ(GIII)」は22日、2日目を迎える。8レースのS級二次予選を走る吉田敏洋に話を聞いた。
長らく低迷している中部だが、記念なら通用する若手は何人かいる。それが、今回は全く不在。逆に重鎮揃いで、タイトルホルダーの小嶋敬二と浅井康太。GIIなら獲っている竹内雄作と山内卓也。吉田敏洋も記念覇者で、GIも手の届くところまで行っている。皿屋豊の代名詞はオールドルーキーだし、もう40歳。吉田敏洋と言えば、競輪界の“うるさ型”として有名だ(これは記者にとっては、褒め言葉)。
吉田敏洋は「主力を集めて、俺らは完全に寄せ集め(笑)。今の競輪に実績なんて関係ないし、旧式大砲ばかりですよ」。
皿屋豊、浅井康太、吉田敏洋の並びは初めてだそうで「俺が3番手を回るの見た事がある? 何度かあるけど、深谷、浅井の3番手とか、それぐらいだよ。浅井とは、その時々で前後を入れ替えていたけど、ある時点から、2人の時でも後ろになっている。今の状態で、どこまで援護はできるか分からないけど、3人で決めたいね」。
成績は関係ないし、吉田敏洋にしか出来ない役割は今後も数多くある。その声は、中部のトップ選手からも、よく聞く話だ。(町田洋一)