このレースは関谷哲平の突っ張り先行に乗った佐藤謙が1着。中団キープからまくり追い込んだ菅原洋輔が2着に入ったが、引き揚げてくるなり菅原は開口一番「僕、失格じゃないですか？」と不安そうに発した。どうやら内側追い抜きをしたのでは、と思ったようで、審議にも上がっていなかったことを伝えると「良かった〜」と安堵した。

「実はこの前ここに来た時(23年8月・当地最終日)、1着入線だったのに内側追い抜きで失格になったんです。のんきに記者さんのインタビューを受けていたら『失格だよ』って言われて(苦笑)。今日も一瞬ヤバイかもって思ったけどセーフで安心しました。外にずっと高田(隼人)君がいて仕掛けられなかったし、後ろに迷惑かけたので良い内容ではなかったけど、勝ち上がれたのは素直にうれしいです」

　準決は「同支部の小笠原(一真)君と一緒かな…」という願いは叶わなかったが、北3車の番手回りとなりチャンスは十分。準決こそレース後は気持ちよく引き揚げてきたいところだ。(netkeirin特派員)