2023/12/14(木) 10:00 0 6
佐世保競輪場で14日に初日を迎えた「九十九島賞争奪戦(GIII)」。独自のデータを活用した競輪予想を展開する「古澤秀和」がデータを駆使し今シリーズの展望、バンクの特徴、そして注目選手を紹介します。
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14〜17日にかけて、長崎県の佐世保競輪場で「九十九島賞争奪戦(GIII)」が開催されます。データと出走予定選手をもとに、この開催を展望していきます。
佐世保競輪場は500mバンクを改修した400mバンクで、カントが緩く、見なし直線が40.2m(400mバンクの平均は約56m)しかありません。これは400mバンクで一番短くなっています。これらを踏まえながら、脚質による有利不利を見ていきましょう。
逃げ | 捲り | 差し |
---|---|---|
26% | 28% | 46% |
カントが緩くみなし直線が短い分、他の400mバンクに比べて逃げが決まりやすくなっています。カントが緩い分、コーナーでスピードに乗せていく捲りについては、直線が短い割には決まらない印象です。捲りが来づらい分、ラインの番手から差しで頭に来るケースも多くなっています。狙いはライン決着で、逃げと番手の配当妙味のある方ということになりそうです。
これらのことも踏まえながらこの開催の注目選手を見ていきましょう。しっかりと先行できる若手などを中心に紹介したいと思います。
この開催の徹底先行型では間違いなくナンバーワンでしょう。確実に力を付けていて、今年は向日町記念(平安賞)を優勝。ビッグでも活躍しています。コースの利を武器に、シリーズを通じての活躍が期待されます。
着実に力を付けていて、小倉競輪「朝日新聞社杯競輪祭(GI)」でも2勝を挙げました。また、前回の玉野FIでも優勝していて、非常に充実しています。先行力が魅力で、この開催は更なる飛躍が期待されます。
バック回数が多いように、しっかりと先行できる選手です。まだS級実績はありませんが、地元地区の先行として、この開催は活躍が期待されます。
元々捲りの選手ですが、最近は先行するケースも目立ちます。脚力は言うまでもなく開催で上位。当然、優勝候補の一人です。