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【オランダ王国友好杯】3勝目ゲットでも笑顔はなしの坂井洋

2023/12/10(日) 16:30 1 8

別府競輪場の「オランダ王国友好杯(GIII)」は10日、最終日を迎えた。8Rの特選に出走した坂井洋に話を聞いた。

「感触の方はだいぶ良くなっている」と話した坂井洋

 初日特選、二次予選8Rを快勝。好成績の予感しかしなかった坂井洋だが、準決勝は7着。しかし、素早く先行勝負に出た動きは軽快そのもの。"たられば"は厳禁だが、守澤太志が付いていれば…と思わずにはいられない内容だった。最終日の特選回りは同型に力の違いを示して3勝目。この日も要所要所での反応が光った。

「反応ですか、そこを意識してやっています。いつも(別線への)スイッチの速度が遅いし、引くのを早くしたり。頭で思っても体が動かなかったりする。上で成績を残すにはそういうところをしっかりしないと。そこからは緩んだら叩きに行くくらいの気持ちでやってました」

 幾度も踏んで有利な隊形を作り、そこからまたひと踏み。さすがにこのクラスでは役者が違った。

「一戦一戦、メンバーが誰だろうと車番がどうだろうと、与えられた位置でベストを尽くそうとだけ思ってる。感触の方はだいぶ良くなっている。今年は練習も含めると5回落車した。良くなってきたと思ったら…の繰り返し。なかなかうまくいかなかったですね。体調面も最近ではいい方ですね。(2場所前の)四日市記念から新車に替えて上向いてる。一戦一戦、まずは練習で脚をつけて、ですね。脚があればどんな展開にも対応できるので。そういう脚を作ればいいだけ。とにかく底上げをしないと」

 昨年最後のGI・競輪祭で決勝進出を果たし、大きく飛躍が期待された今年だったが、度重なる落車に泣かされGIの決勝進出はゼロに終わった。反撃の1年としたい来年を見据えレベルアップを誓った。次走は追加で参戦する4日後に始まる佐世保記念。

「これから佐世保に行って、明日からは佐世保で練習します。あ、もう電車の時間が迫っているので」

 こう話してインタビューを切り上げた。4日後からも強い走りを見せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)

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