2023/12/09(土) 13:00 0 1
3日目は裸逃げの佐山寛明の番手に嵌まった片折亮太が番手捲りの形。川崎はピッタリマークしての2着。今節はなかなか流れが向かなかったが、3日目にして確定板入りを果たした。
「疲れた(苦笑)。片折君が冷静だったね。大塚英伸さんが上手く初手の位置も取ってくれたし。(自分は)付いて行っただけで本当に何にもしてない(苦笑)。差しには行ったけど無理!(苦笑)」とレースを振り返った。
「毎回のようにぶっぱなれる時期に比べたらしっかりついて行けているし、流れにも乗れている」とコメントをしていたので、その悪かった時期のことを聞いてみた。
「悪かった時期は今までやっていたスプリンターの練習からマラソン選手のような練習メニューに変わってから。体重が結構減ってしまって、量を食べても戻らなかった。競輪選手って体重が落ちて良くなった選手ってあんまりいないと思う。健康には良いかもしれないけど、レースってなると体重があった方がスピードも乗るからね」
「やっと体重が戻って来たし、これからは少しずつ減っていった練習量を戻していきたい。来期はA級だけど、それに向けて弾みを付けたい。またS級点を取って戻って来られればいいかなと」話してくれた。
良くなってきたところで降級というのはよくあるが、川崎からは前向きなコメントが多く聞かれた。
「ここ(共同記者会見)に来る機会なんてもうないかもしれないから、(写真を)撮っておいて下さい」と記者を笑わせるコメントも飛び出るほど。流れに乗れてきた川崎の巻き返しはこれからだ。(アオケイ・宮本記者)