競輪祭に参加したメンバーが多く集まった今開催になるが、松本貴治もそのうちのひとり。競輪祭を振り返った松本は「展開どうこうではなく、自力がもう少しないとダメだなと。状態自体は悪くなかったけど、レベルが違いましたね」と少々厳しめの表情を浮かべながら話していた。

　長い戦いを終えてからは、練習とケアをして体調も問題ない様子。ただ、別府自体は前回走ったウィナーズカップでは当日欠場、その前の年の別府記念は二次予選敗退とここ最近ではあんまり…といったところ。

「(別府は)成績がいつも良くなかった気がするけど、それは気にせずに。後ろは園田匠さんと牧剛央さんが付いてくれるし、しっかりワンツースリーを決めたいですね」とまずは一次予選に向けて意気込んでいた。

　競走得点は111点台と近況は高い位置でキープしている印象。逃げの決まり手こそないが、捲りのスピードや器用な立ち回りは上位相手でも、引けを取っていない。

　まずは良いスタートを切って、良くないイメージを払拭したいところだ。(アオケイ・宮本記者)