2023/12/05(火) 21:15 0 5
グランプリ出場を確定している脇本雄太、清水裕友、眞杉匠は大事を取って欠場。唯一、グランプリを走る松浦悠士は休まず参加。この姿勢が松浦悠士の良いところだ。他にS班は新田祐大と守澤太志がいて、この大会の覇者でもある。最後まで赤パンを履いて走る選手もいるが、S班脱落が決まった時点で、履かない選手もいる。この2人は、ここにも注目したい。
初日特選の想定の並びだが、守澤太志以外は自力選手。これで、単騎の選手が多くなりそう。北日本は当然だが連係して新田祐大に守澤太志。中四国も結束で佐々木豪に松浦悠士。
三谷竜生に浅井康太は行けるが、過去のケースを考えると別線になりそう。岩本俊介も他地区には付けないし、坂井洋とお互い単騎戦。北津留翼もひとりで一発狙うレースだ。
人気は新田祐大と守澤太志のワンツー。小倉競輪祭の新田祐大は絶好調で3連勝で勝ち上がった。準決は7着敗退で残念な結果だったが、最終日も気持ちを切らさず走っている。
守澤太志は頚椎骨折など、怪我に泣かされた1年だったが、また必ず蘇るだろう。新田祐大は頭脳戦になるか、構えての勝負になるか分からないが、脚負けはしない。
松浦悠士は今年行われたウィナーズカップの覇者。目標にする佐々木豪がFI戦で連続Vと乗れている。今の佐々木豪は手が付けられないし自信満々。あとは、松浦マジックで、言葉の魔法も掛けて、更に佐々木豪は気持ち良く走る。松浦悠士にとって良いグランプリ壮行会になるかも。
浅井康太は鎖骨骨折もあるバンクだが、記念も獲っている。400勝を決めたのも別府であるし、何かと縁がある。基本は中部で藤井侑吾とのタッグになるが、中団捲りも、まだ捨てたもんではない。
地元は大塚健一郎と小岩大介が2枚看板。大塚健一郎は地元記念は命を賭けて走っているし、それだけの名前もある。小岩大介は地味だが渋いマーカー。まだ地元記念の優出がなく、それが目標と公言。今の脚があれば、十分可能とみたい。九州全体は北津留翼のデキにもよるが、若手の松本秀之介と後藤大輝もカギを握る。
予選も小倉竜二や宿口陽一、松本貴治、森田優弥、山田英明など大物が揃っており、総じて、レベルの高い大会だ。