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【高松競輪】大瀬戸潤一郎は漢気溢れる「縁の下の力持ち」

2021/06/15(火) 19:00 0 0

高松競輪場では、14日から「サテライト観音寺カップ」が開催されている。その7Rを走る大瀬戸潤一郎に話を聞いた。

任されたら絶対に守ると断言できる力強さを持っている

 大瀬戸潤一郎に「ウェイトトレーニングしてる? 前に会った時より身体が大きく締まっているけれど」と尋ねると「ゴルフで飛距離を出すためです(笑)」と笑ってくれた。
 すかさず「競輪のためじゃないの?」と突っ込むと「ゴルフの飛距離! あとはモテたいのも少しね(笑)目的が違っても結果『競輪』にも繋がってくるからいいの。同じ身体だから」と冗談まじりに答えてくれた。

 大瀬戸選手は実に漢らしい競走をする。2、3年前の玉野ナイター決勝に地元の三宅達也選手と乗った時には自力が不在。マーク屋に転向していたのに自ら前で戦うことを志願し、引っ張り三宅選手の優勝に貢献。A級時代にも同じようなレースを何度も。人の後ろを回るようになってからは車間を切ったり波を作ったり。自力選手が活きるように走る。目立つ着は少なくなったが『縁の下の力持ち』役に徹するその姿勢は好感が持てるし、選手からの信頼も厚い。

 今日の高松2日目もそうだ。吉永和生選手と2人で先行し見せ場を作る。レース後には「今の力量じゃこんな亊しか出来ませんでした。すいませんカズさん」と謝った。「古くさいかもしれんけど、これが俺のスタイル。任されたら頑張るしかないし、任せたら絶対に守る!」と力強く宣言した。

 読者のみなさんも自力選手・番手選手が活躍しているのはサポート役が居るからだというところにも注目して欲しい。競輪用語では『露払い』と呼ばれている。大瀬戸選手は番手の時も3番手の時もソレが巧いのだ。(アオケイ・梅田記者)

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