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【競輪祭】グランプリ出場ボーダー上の新山響平が胸中を語る

2023/11/26(日) 20:52 0 27

小倉競輪場のナイター競輪「第65回朝日新聞社杯競輪祭(GI)」は26日、最終日を開催。9レースの特選に出走した新山響平に話を聞いた。

「来年はしっかりGIを獲れるように」と話した新山響平

 競輪祭は2年前が準優勝で昨年が優勝。大得意の競輪祭で2年連続のグランプリ出場を決めるつもりだった新山響平だが準決勝で敗れて自力でのグランプリ出場は叶わず、決勝の状況に委ねることになった。

「もう負けてしまったので、そこについては頑張りようがない。とにかく今日のレースに集中しようと思っていたので…。賞金のことについてはよくわからないですね」

 気持ちを切り替えて臨んだ最終日9レースは前受けから突っ張り先行を狙ったが、赤板で後ろの2人を含む3人が落車のアクシデントに。新山は3番手に入ったが、捲り返せずに直線強襲の2着が精いっぱいに。

「前から突っ張ろうと思っていたけど、目測を誤ってしまって誘導員を追い抜きそうになってしまった。それでバックを踏んだら(佐々木)雄一さんと(恩田)淳平さんに迷惑をかけてしまった。僕のせいで落車が起きてしまったようなもの。そこはしっかりと反省したい。その後は後ろが岩本(俊介)さんのはわかって、(内を掬われたりしないように)隙を見せないようにしていて捲りたかったんだけど、(前の伊藤)颯馬君が車間をだいぶ空けていて、捲れなくて直線勝負にかけようとしました」

 今年GI最後のレースで白星を挙げられないどころかアクシデントもあってやりたい走りを出来なかった。今年一年については「プレッシャーもあって長かったけど、いろいろと濃い一年。いい一年だったと思う」と表現した。

「突っ張り先行が自分の武器になったけど、今日みたいなリスクというか…。もっと精度を上げていきたいし、そこを基盤に戦法の幅も広げていきたい。来年はしっかりGIを獲れるように、計画を立てていって頑張りたいですね。準決勝で3番手から捲り返せなかった。あそこを乗り越えられる力をつけたい」と結んだ。

 決勝次第でグランプリ出場か否かが決まる。吉報が届くのか注目だ。(netkeirin特派員)

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