2021/06/16(水) 08:00 0 5
伝統ある高松宮記念杯が2年ぶりに岸和田競輪場で開催される。昨年(和歌山競輪)の覇者が脇本雄太で、2年前の覇者が、当サイトで毒舌を売りにしている中川誠一郎。今年も準決迄の勝ち上がりは東西の対抗戦で行われる。
現状の勢力図と一緒で、西日本の選手の方がレベルは高い。特に松浦悠士と清水裕友の連係は、ナショナルチームのメンバーが戻るまでは勢いが止まらないだろう。日本選手権は清水、松浦の並びだったが、この開催の前後も注目される。順番的に今度は清水の番の気がするが、それも含めての予想も楽しく感じる。
東日本は平原康多が練習中の落車で欠場。別府記念で松浦を破ったレースを見ると、現時点で自力選手の最強は郡司浩平かもしれない。受けて立つレースも出来るし、勝負の掛かった走りでは、外併走も苦にしていない。やはり、今の競輪は松浦もそうだが「外併走からの仕掛け」は最大の武器になる。今回は盟友になりつつある深谷知広の参加も大きい。中国勢とのコンビネーションとは違うが、深谷が駆けて郡司の車券は買いやすい。深谷自身が公言しており、逆並びは当分ないだろう。
地元は当然、古性優作に稲川翔の連係が注目される。ワッキーの不在は痛いが、村上兄弟が精神的な支柱になり大暴れの予感もある。
S班の佐藤慎太郎と守澤太志は新山響平の出来が問題だ。これが、普通の特別競輪なら、同じ東のくくりで郡司に慎太郎、深谷に守澤とかは決勝は別として、勝ち上がりの段階では厳しい。この半年間のレースを見て、トップ選手の位置づけは変わっていない。
町田太我が松山GIIIで優勝したが、これに刺激を受けているのは山口拳矢だろう。時流に合わせて、浅井康太も優しく教えて行くと明言しており、GIの大舞台でいきなり結果を出すかもしれない。