2023/11/26(日) 14:00 0 3
6レースは犬伏湧也、小原佑太、谷口遼平の3分戦。犬伏と小原は初日1レースでも激突し、犬伏が前受けから突っ張り先行。小原は持ち味を出せずに9着に終わっていた。この日は小原後位の佐々木雄一が1番車で、小原が前受けになった。
「初日に突っ張られたので、展開が合えば突っ張ってやろうと。なんとかして初日の借りを返してやろうと思ってました」
小原はこう振り返った。犬伏を猛然と突っ張ると、すかさず仕掛けてきた谷口にもきっちりと合わせきった。捲り返しを狙った犬伏は不発に終わり、佐々木が差して小原との北日本ワンツー。3番手の恩田淳平も3着に続いてラインで上位を独占した。
「谷口さんが来ていたのも見えてしっかりと合わせられた。ちょっとオーバーペースになっちゃったかなと思ったけど、周りがしっかりと見えていたのは良かったと思う。犬伏君は同い年で、向こうは賞金ランクが11位。上で戦ってる選手にこうやって勝てたのは次につながると思うし、来年のパリオリンピックに向けてもいい勢いがついたと思います」
今年3度GIの決勝に進んでいた同学年の雄に、初日と逆の戦いでリベンジに成功。初日の犬伏が6着に沈んだことを考えると、ラインでワンツースリーを決めた小原に大きく軍配があがったと言えるだろう。
「ジャパントラックカップから中1日で最初の2走は疲れを感じていたが、疲れが抜けてきたのか、だいぶ軽く感じてきた。年内の競輪出走は今回が最後になると思う。最終日のあと1走も自分らしいレースをしたい」
大目標である来年のパリ五輪を見据え、来月からはナショナルチームに合宿に入る。今年最後の競輪レースになりそうな小原の最終日の走りに注目したい。(netkeirin特派員)