アプリ限定 2023/11/25(土) 23:52 0 24
まずは過去3年のGI決勝成績を比較してみよう。
現S班は7名が準決勝までに敗退。決勝に駒を進めたのは脇本雄太と松浦悠士の2名のみだ。決勝メンバー中この3年で最も多くGI決勝に乗っているのもこの2名で、松浦が8回、脇本が6回を数える。
優勝回数は脇本が2回、松浦が1回だが3連対率はともに50%と車券貢献に優劣はなかった。他にGI決勝で車券に絡んでいるのは今年のオールスター競輪で優勝した眞杉匠のみ。あとの6名は直近3年のG1決勝で確定板に載っていない。
なお、121期の新鋭・太田海也と、準決勝で80万車券の大穴を演出した簗田一輝は初のGI決勝に挑む。太田はGI初出場だった8月のオールスター競輪で3度の逃げ切り白星を挙げ、競輪祭でも逃げて2勝。決勝でも“世界レベルの脚”を発揮できるか。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 6 | 33.3% | 50.0% | 50.0% |
松浦悠士 | 8 | 12.5% | 37.5% | 50.0% |
深谷知広 | 3 | 0% | 0% | 0% |
松井宏佑 | 1 | 0% | 0% | 0% |
太田海也 | 0 | 0% | 0% | 0% |
簗田一輝 | 0 | 0% | 0% | 0% |
眞杉匠 | 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
北津留翼 | 1 | 0% | 0% | 0% |
南修二 | 1 | 0% | 0% | 0% |
次に25日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
決勝の並びは、南関の先頭に深谷知広、番手を松井宏佑が回り、3番手に簗田一輝。近畿は脇本雄太に南修二が付ける2車ライン、中国は太田海也の番手に松浦悠士が付ける。眞杉匠と北津留翼はそれぞれ単騎となった。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
脇本雄太 | 先頭 | 68.9% | 81.5% | 83.2% |
松浦悠士 | 番手 | 45.6% | 71.1% | 77.8% |
深谷知広 | 先頭 | 28.6% | 48.2% | 66.3% |
松井宏佑 | 番手 | 83.3% | 100% | 100% |
太田海也 | 先頭 | 67.7% | 80.6% | 82.3% |
簗田一輝 | 3番手 以降 | 0% | 0% | 50.0% |
眞杉匠 | 単騎 | 55.6% | 77.8% | 77.8% |
北津留翼 | 単騎 | 37.5% | 43.8% | 50.0% |
南修二 | 番手 | 27.1% | 47.1% | 64.5% |
過去3年で、北津留が単騎のレースは16回。3連対率は50%で1着は6回と、車券に絡めば1着の確率は高いものの、単騎成績は眞杉の方が良いようだ。
一方で、松井の番手成績がずば抜けている。直近3年で番手戦は6回に留まるものの、1着が5回、2着が1回で3連対率は100%だ。松井の初タイトルとなれば、準決勝で3番手から1着をもぎ取った簗田にもチャンスが巡ってきそう。(※表は今節開催前までの成績のため5日目の1着は含まれていない)
いかがだろうか? いよいよ26日、最後のグランプリ切符を手にする選手が決まる。競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。