2023/11/24(金) 22:00 0 9
2着権利と狭き門の二次予選B。8レースは守澤太志がS級S班の貫禄を示して白星突破を果たした。高松宮記念杯、オールスター、寛仁親王牌では1着がなかったので、GIはダービー2走目以来の1着。しかも、これぞS級S班という強い走りを見せてくれた。
「菅田(壱道)君が1車でも前にという気持ちを見せてくれた。でも最終ホームで競り負けて下がってきてしまったので、あそこはシビアに行かせてもらった」
目標の菅田が町田太我後位を狙ったが、桑原大志に競り負けて後退。守澤は俊敏に3番手に切り替えると、後方から捲ってきた山崎賢人に合わせながら踏んで、山崎後位に飛び付いて荒井崇博をさばいた。
「山崎君が絶対に来ると思っていた。後ろを見る余裕がなかったので、音で(来たと)判断して踏んでいって、(スピードが)合ったところで勝負かなと思った」
荒井をさばいただけでなく、最後は山崎を抜いて1着。今年最後のGIでかなりの好仕上がりに持って来たようだ。
「一次予選の2走はほとんど踏めなくて調子がどうなのか掴めなかったけど、今日の感じならいい状態だったのかなと思う。一回捲りに行った割には余裕があったし、もう一回踏むことが出来た。体調は万全だし、セッティングの方もだいぶ固まってきた感じ。細かい部分の修正くらいで良さそうですね」
準優勝だった全日本選抜競輪以来となるGI決勝へ、そして4年連続のグランプリ出場へ、準決勝も渾身の走りを見せる。(netkeirin特派員)