山崎芳仁が4日目から補充で参戦してきた。GIは"出て当たり前だった"ため「補充待機は選手になって初めてでした(苦笑)」とのことだ。前検日に競輪場に一度来て、その後は4日目以降の補充参戦に備えて、市内のホテルで待機していた。いったい何をして過ごしていたのか。

「朝7時から10時までバンクで練習して、その後(の自由時間)はマッサージを受けたり。夜は外で食事したんですが、ホルモンとかモツはもう歳だからキツいので体に優しい水炊きを食べました。沁みるんですけど、1人で個室で水炊きを食べていると"何やってるんだろう、オレ"ってなって(笑)。酒もあまり美味しくないし。やっぱり酒はみんなで楽しく飲んだ方がいいですよね(笑)。未経験でアタフタしていたけど、いろいろと感じることができて貴重な時間にはなりました」

　この日は小原佑太の仕掛けに口が空いてしまい5着。
「もうちょっとだったけど…。ただ走れる幸せを感じたし、GIの雰囲気が素晴らしいってことも再認識できた。やっぱり暇はだめですね、プロは走っていないと。こういうGIにしっかりと出続けたいなって改めて強く思いました」

　蓄えたパワーを残り2日間で存分に放出してもらおう。(netkeirin特派員)