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【競輪祭】代表引退! 寺崎浩平「これからは競輪一本で」

2023/11/21(火) 18:00 0 20

小倉競輪場のナイター競輪「第65回朝日新聞社杯競輪祭(GI)」は21日、初日を開催。2日目5レースの一次予選①を走る寺崎浩平に話を聞いた。

「いずれはGIのトップで戦えるようになりたい」と話す寺崎浩平

「競輪一本で」。寺崎がナショナルチーム引退を決めた。

 117期生として競輪選手養成所に入所した寺崎は、(先に代表引退の)菊池岳仁と共に史上初となる『早期卒業制度』で卒業。ナショナルチームにも在籍し、パリ五輪出場を目指していた。

 今年8月、自身3度目となる世界選手権(イギリス・グラスゴー)では男子スプリントに出場するも2回戦敗退。世界の壁は厚かった。また、国内でも太田海也中野慎詞ら若い芽が勢いづき、し烈な代表争いに遅れを取る結果に。

「パリ五輪出場は厳しくなった。このままどっちつかずで、ずるずるとやるのは良くない。元々、世界選手権の結果次第で進路を決めるつもりでしたから」と経緯を語った。

 今後に向けて寺崎は「これからは競輪一本で頑張ります。年内に地元の福井へ拠点を移す予定」と話し、改めて目標を伺うと「まだGIII、記念を獲っていないので、まずはそこを目指したい。一戦一戦、しっかりと結果を残して、いずれはGIのトップで戦えるようになりたい」とタイトル奪取に意欲を示す。

「前走の地元戦で久しぶりの優勝、新しいシューズも試せたので良かった。中4日だし、そのまま福井に残って練習。初戦は積極的に行くメンバーが多いので、しっかりと前々に踏んで走りたい」

 デビュー後は当時史上2人目となる無傷の18連勝でS級特進を果たし、S級最速優勝(小田原・デビュー79日)を飾るなど『令和の怪物』として注目を集めたホープ。同県の偉大な先輩・脇本雄太を超える日も、そう遠くはないかもしれない。(アオケイ・八角記者)

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