悲願のGIタイトル初奪取から1年。新山響平がS級S班として思い出のバンクに帰ってきた。

　23年のここまでを「優勝が1回もない。そこは不甲斐ないけど、賞金(ランク)9位でここに来ることが出来たのはいいのかなと思う」と振り返った。グランプリ争いのボーダー上に位置する。しびれる6日間を過ごすことになりそうだ。

「今までで一番緊張している感じがあるけど、自分でそう分析出来ているので大丈夫だと思う。やることは変わらずいつものレースをしていきたい。練習では計画的に追い込めたし、いい状態で臨めると思います」

　大会連覇に挑戦出来るのは新山だけ。そしてS級S班継続へのラストチャレンジでもある。

「なんとか頑張りたい。去年はラインに恵まれて(決勝で)1着を獲れた。今年はラインの先頭で頑張りたいですね」

　現在通算199勝。まず節目の200勝を達成して勢いに乗りたいところだ。(netkeirin特派員)