2023/11/20(月) 17:15 0 26
これは防府記念in玉野の決勝の振り返りでも、本人が言っていたが、あれは松浦悠士にしかできない芸当だ。
「はっきり言って、捲ってきた古性君の動きは見えなかった。そこは、裕友が止めに行った。内だけ締めていると遅れるし、4コーナー手前は、踏み込みながら。僕ではないと、3人では決まらなかったと思う」
ゾーンに入っていると言うか、好調な時ほど、視野が広がると言う。
「今年の快心のレースは、函館サマーナイトの準決。まずは新山響平君が突っ張り、そこを後方から古性優作君がカマシに行った。古性君の3番手にいた、単騎の深谷知広さんをどかして、2角捲りを決めたレース。ただ、視野が広く、全部の動きが見えたのは優勝した別府のウィナーズカップ。落車があったけど、内のコースが綺麗に見えた」
野球で言えば、ボールが大きく止まって見えるのと一緒だろう。そして、初日のレースが33歳の誕生日。
「毎年、この時期に競輪祭がある。昨年は準決で落車したけど、最終日も走って2着でした」
この分なら、あと20年は、毎年赤パンで、競輪祭を走っているだろう。(町田洋一)