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【トラック支援レース後コメント】町田太我「勝つ自信はなかった、9着すると思っていた」

2021/06/13(日) 23:30 0 7

松山競輪場で行われている「国際自転車トラック競技支援競輪(GIII)」は13日に最終日を迎えた。12Rの決勝戦は広島町田太我がみんなの度肝を抜く超パワフル先行で117期最速の記念優勝を達成。町田をはじめ9人全員のレース後インタビューを紹介する。(アオケイ・長谷川記者)

1着 町田太我

同期に先駆けての記念優勝1番乗りにちょーご機嫌な町田太我

「ちょー気持ちいい! なんもいえねー。前に出てからは自分のことでいっぱいいっぱい。後ろがどうなっているか分かりませんでした。勝つ自信は全くなかったし、9着すると思っていたから、この結果は自分でもビックリです。ちなみにこのポーズは大川龍二さんがコーチをしているドッジボールクラブのポーズ。広島の選手全員で撮りましょうって先輩達を誘ったのに、みんな嫌がって僕1人になってしまった。優勝してこのポーズはなんか変ですよね(笑)」

2着 金子幸央

神山雄一郎からアドバイスを受けていた金子幸央(左)

「休んでいる間に支えてくれた家族に優勝して良い報告をしたかったんですが…。残念。最後は内に行けばよかったかなって(神山)雄一郎さんに聞いてみたら、『あれでいい。あれで内見てるようじゃ先がない。もっと練習しろ!』と言われました。ありがたいお言葉ですね。今日に関しては前で頑張ってくれた岳仁と後ろを固めてくれた相川さんのおかげ。裏開催のGIIIはいえ、過去最高の結果を残せたので、やりきった感はあります」

3着 菊池岳仁

町田の走りに刺激を受けていた菊池岳仁

「町田君が強かった。力負けです。いい感じで番手に入ったけど、あのまま待って直線勝負じゃ先行選手とは言えない。あれで負けているんで自分がまだまだということ。しっかり戦える脚力をつけて、今度は負けないようにしたい。町田との初対戦は楽しかったです」

4着 坂本貴史
「内に行った判断は良かったと思うし、途中まで視界も広く見えていたんですが、最後は隙間を見つけられなくて突っ込めなかった。あれが守澤(太志)さんならズバッと行っちゃうんでしょうけど、僕にはまだそういう技術がない。もし優勝したらいつも世話になっている浅井(康太)さんに電話しようと思ったんですが、この結果じゃ出来ませんね。自分は昔から浅井さん信者で、ナショナルチームの考え方より浅井さんの考え方を参考にしている。GIIIは決勝6着が最高なので、4着だけどとりあえず自己ベスト。次は確定板を目指して頑張ります」

5着 相川永伍
「久々のGIII決勝だったし良い緊張感で走れました。2コーナーで浮いた時に(坂本に)入られたのは僕のミス。上がりタイムを見たら11秒2だったし、持ちタイムを考えたらあれ以上は無理ですね。これからは若くて強い子に媚びながら生きていこうと、今シリーズの4日間で心に決めました(笑)」

6着 齋藤登志信
「欲を言えば、もう少し良い着を取りたかった。あそこああすればよかった、こうすればよかった、っていうのは幾つかあるけど、それは全て結果論なので。次はしっかり貴史君をコントロールして2人で決まるようにしたい。町田君、菊池君といったこれからの若手と同じ舞台を走れたのはよかったです」

7着 久米康平

久米康平(左)は坂本貴史と反省会!?

「117期2人の決着が付くのが思った以上に早かった。もつれて団子になったところを一気に行ってやろうと思っていたけど、ホームで隊列が整ってしまって…。壮絶にやり合うだろうって想像を膨らませすぎたのが敗因のひとつ。絶対やり合うから、先に切ったり、突っ張ったり、横やりをいれることはしなかったんですが、結果的にそれが悪い方で出てしまった」

8着 近藤龍徳
「感想は康平と同じ。あの2人がプライドとプライドをかけてやり合うと思っていたし、そこで初めて俺たちにチャンスが出来ると思っていた。最後はコースもなかったし、ああなると…って感じ。仕方ないね」

9着 吉永好宏
「踏み出しはそうでもなかったし大丈夫かなって思ったけど、そのあとの加速がえげつなかった。俺が離れて1人になっても押し切っちゃうんだから町田は強い。離れて9着したことでまたやる気が出てきた。これからもっと練習を頑張ります」

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