2023/11/18(土) 13:00 0 2
前検日にメンバーを見たときは「地元で一番の年寄りが一番早いレースか」と苦笑いしていたが、いざ本番になったら、年齢を感じさせない力強い逃げで1着スタート。
レース後、後輩達からたくさんの拍手で迎えられると「引退会見みたいになるからやめぇ(笑)」と、しっしっと追い払うような仕草をしていたのが面白かった。
「今回は広島市営で古田泰久杯みたいだけど、自分のS級初優勝は古田泰久杯だったんだよね。あのときはまだ21歳。後ろは今回の中継で解説をしている和田誠吾さん。たしかS級に特進して3場所目で、競輪って儲かるな、いい仕事だなって思ったのを覚えている(笑)。あれからもう30年以上かぁ。時間が経つのは本当に早いね」
久々の予選1着が地元戦ということで、写真をお願いするとガッツポースまでしてくれたが、「あ、初日にガッツポーズをしたら次から勝てんくなるんだった。これは本田晴美さんのジンクス。ガッツポーズは最終日にとっとけってよく言われたなぁ」と偉大な先輩の意外な話を交えながら、最後まで笑顔で写真撮影に応じていた。(アオケイ・長谷川記者)