2025/06/07(土) 10:16 0 2
坂井洋が人気を集めた二次予選7R。黒い勝負服がゴール前で大外を伸び切り、先行した坂井は5着に沈んで準決勝進出を逃した。勝ったのは甲斐俊祐の捲りに乗って伸びた小林弘和。初日5Rは6着入線で本来なら一次予選敗退だったが、3着入線の木暮安由の失格で5着に繰り上がっていた追加参戦のラッキーボーイが坂井だけでなく、村上博幸、佐藤友和のタイトルホルダーに先着して穴党ファンを喜ばせた。
「良かった、良かった。自分もビックリです。甲斐君も準決勝に進めたので嬉しい」
なんとなんと、GIIIの準決勝進出は2009年12月の地元の武雄記念(59周年)で準決勝Cに乗って以来、15年半ぶり。“闘将”佐々木昭彦氏がまだ現役で、佐々木と連係していた。
「もう覚えてなかった。デビューしたてで、静岡で荒井(崇博)さんの前で発進した記憶はあるんですけどね(2009年2月の静岡記念)。別府は初優勝したバンクだし、その後も何回か優勝していて相性がいい。なにかあるんですかね」
準決勝は甲斐-牧剛央の3番手回り。新山響平や菊池岳仁が相手で、さすがにもう厳しく映るが、なにが起こるかわからないのが競輪。繰り上がりのツキを生かして15年半ぶりを成し遂げたラッキーボーイが不気味だ。(netkeirin特派員)