2023/11/17(金) 15:00 0 37
年末のグランプリと、来年のS班の座をかけて、最後の激しい闘いが始まる。すでに、グランプリのキップを持っているのは、GIを3個手にした古性優作。ダービー王の山口拳矢。オールスター覇者の眞杉匠。賞金で佐藤慎太郎、松浦悠士、清水裕友は当確。続いて賞金順位7位から深谷知広(8400万円)、脇本雄太(8200万)、新山響平(7700万円)、新田祐大(6600万円)、11位の犬伏湧也(6500万円)と続いている。他の選手は2200万円の準優勝を考えると獲るしかない状況だ。郡司浩平や平原康多、新田祐大、守澤太志が赤パンを脱ぐ可能性もあり、いつも以上に熾烈な戦いになる。
人気になるのは脇本雄太と古性優作の近畿ライン。オールスターで落車骨折して、ワッキーは今月の四日市記念から復帰。決勝以外は、まずまずのレースをやっており、更に良くなっているのは間違いない。
ゴール前で古性優作も厳しく踏み、このラインが優勢だ。
ディフェンディングチャンピオンは新山響平。この恩返しを新田祐大にしたい気持ちもあるが、自らも当落上。この辺りの精神面を考えるのも面白い。
赤パンが最も似合うのは郡司浩平。今年は捲り不発のケースより、番手で共倒れが多かった。勝ち上がりで前を庇い過ぎたり、勝負どころでの落車もあった。松井宏佑は色気を出し始めたが、北井佑季なら無欲の突っ張りも見込める。また、目覚めた深谷知広もおり、南関の先行選手のレベルは高い。
平原康多は正念場だろう。自力で優勝は難しく、決勝で眞杉匠の番手なら勝負駆けに成功する。この大会にも強いし、個人的にもS班卒業は見たくない。
グランプリで犬伏湧也、清水裕友、松浦悠士で、ラインを組みたい中四国ライン。
誰が犬伏湧也の番手を回っても全力でサポートする。まだヨコができないし、松浦・犬伏、清水・犬伏の逆並びはないだろう。
九州は北津留翼への声援が一番多いが、あくまでも一発選手。将来の大スター、嘉永泰斗は混戦演出が条件になる。
中部は山口拳矢と浅井康太だが、ビッグレースでの連係実績がない。
ガールズケイリンはGI覇者の児玉碧衣と佐藤水菜は、ガールズグランプリの出場が決まっている。現状賞金ランク1位の久米詩も確定。続いて賞金で言えば尾方真生(1970万円)、吉川美穂(1940万円)、石井寛子(1920万円)、坂口楓華(1920万円)と続いており、その後の小林莉子とは200万円の差がある。準優勝の賞金が175万円なので、小林莉子から下の選手は優勝するしかない。
どうあれ、サトミナ(佐藤水菜)と児玉碧衣の2強対決になりそうだ。