2023/11/16(木) 10:00 0 4
大垣競輪場で16日に初日を迎えた「施設整備等協賛競輪in大垣(GIII)」。競輪予想歴30年の大河原修司がデータから見極める今シリーズのポイントと注目選手を紹介します。
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16日から大垣競輪場で「施設整備等協賛競輪in大垣(GIII)」が開催されます。「競輪祭(GI)」の直前ということでメンバーは比較的手薄になりましたが、その分車券的には妙味のあるレースが期待できそうです。
大垣競輪場は直線が56mある400mバンクです。
年間を通して吹く風がレースにも影響します。風向きは一定ではないので各選手にとってプラスに働くのか、あるいはその逆かどうかは当日になってみなければわからない面もあるのですが、一般論として言えば、風の影響を受けやすい小柄な選手より大柄な選手の方を上に考えるのが良いのではないかと考えます。
2021年1月以降に行われたレースに関して、ライン先頭の選手による勝利は約58%、ライン2番手の選手による勝利は約38%でした。これを大垣競輪場に限れば、ライン先頭の選手による勝利は約60%、ライン2番手の選手による勝利は約37%。ライン先頭の選手の勝率が若干高く出ています。
決まり手はどうなっているでしょうか。
2021年1月以降に行われたレースの1着の決まり手は、差しが約45%、捲りが約29%、逃げが約25%なのに対し、大垣競輪場に限っても差しが45%、捲りが29%、逃げが26%とほとんど差がみられませんでした。
2021年1月以降に行われたレースに関して、最終バックを取った選手が2着以内に入った割合は約55%でしたが、これを大垣に限ると約57%でした。これは大垣に限った話ではありませんが、基本的にはバックを取りそうな選手をメインに車券を組み立てるのが良いと思われます。
立ち回りに関しては発展途上の印象を受けますが、脚力だけなら特別クラスでも通用する選手です。6月の水都大垣杯で二次予選敗退に終わった雪辱を期待したいと思います。
2020年の競輪祭で優出するなど実績は上位の存在です。持病の影響もあってか今年は全盛期ほど目立った活躍が出来ていませんが、近走のレースぶりから復調気配は感じさており活躍を期待したいところです。
好メンバーが集まっていた10月の京王閣GIIIで決勝3着。自在よりの地力選手であり、大垣コースは合っているように思います。