2021/06/13(日) 07:30 0 0
11日に初日を迎えた松戸ミッドナイト競輪「第5回東京電設工業杯」は勝負どころの準決勝戦を迎えた。勢いのある若手のぶつかり合いで激しいレースとなったが、持ち前の器用さを生かして勝ち上がった佐々木和紀に話を聞いた。
準決では強引に巻き返してくる藤田周磨に対して取った走りは「飛び付き」だった。「突っ張り切れば良かったけど、藤田君のスピードがあまりにも良くて行かれてしまった。それで仕方なく番手に飛び付く形となりました」とレースを振り返り、ヨコの動きはあくまで展開であったことを強調していた。
同期の藤田周磨は決勝を勝てば9連勝で特進となる。目の前でその景色はあまり見たくはないところだろう。「今まで何人も強い人と当たっているから、別にそれが藤田君であっても変わりはない。自分の脚の感じは良いので、(同期との対戦)気にせずに普段通り走ります」と決勝は冷静さを心掛け上位を目指すようだ。
準決では藤田周磨に軍配が上がったが、決勝では佐々木和紀も黙ってはいまい。両者のスピードとパワーの激突は見ものだ!(アオケイ・真島記者)