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【大阪・関西万博協賛競輪】厳しい状況での走りに注目が集まる小原太樹

2021/06/12(土) 20:00 0 1

6月13日に福井競輪場で行われる「大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」の最終日。11Rの特別優秀競走に出場する小原太樹選手に話を聞いた。

自力をメインに練習をしているという小原太樹

 3日目は7Rの特選レースだったが、弟子の青野将大の番手で断然の支持を集めた。注文通り青野将大がドンと出たが、1センターで高橋陽介に掬われ番手を奪われた。それでも外併走で耐え凌ぎ、4角から気迫の踏み込みで突き抜けた。人気に応えた形にはなったが、2着は高橋陽介から伸びてきた五日市誠が入り、青野将大と決める事はできなかった。「青野君が積極的に行ってくれたし、車間を空けて援護をしようと。そこまではよかったんですけど、油断もあってか掬われてしまった」と振り返る。

 最終日は特別優秀となるが、ここは目標不在となって自分でやるレースとなった。並びは脇本勇希-川村晃司-三谷政史吉本卓仁-島田竜二-室井竜二小原太樹-望月永悟五日市誠は単騎となった。

「一時期、追い込みがメインになった時に、自分でも分かるくらい脚力が落ちた。それを戻すために、練習では自力をメインにやっている。まだいい時の脚力には戻っていないけど、諦めずやってくつもり。自分の理想は逃げ、捲り、追い込みの三拍子が揃った選手だから」とも話してくれた。

 ここは目標が不在で車番も悪い。相手が脇本勇希吉本卓仁だけに、よりシビアな組み立てが要求されると言っても過言ではないだろう。その走りに注目してもらいたい。(アオケイ・忍足記者)

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