2023/11/09(木) 10:00 0 10
四日市競輪場で9日に初日を迎える「泗水杯争奪戦(GIII)」。有志競輪予想グループ「競輪車券師会」の会長の水鳥会長がバンクの特徴と注目選手を紹介します。
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1997年に全面改修された現四日市バンクはみなし直線が62.4mと平均値より約5m長い。
また、もう一つの特徴として、ホーム直線の全幅が13.3mとこちらも平均値より3mほど広い。全幅の広さは四角カントで膨らんだ車がそのまま直線に山おろしで入れる特徴を持つ。したがって捲り追込みが決まり易く、また長い直線を利してコースを拾えるマーク巧者が突っ込める穴バンクと言えるだろう。
今シリーズはなんと言っても脇本雄太の復帰に尽きる。自身の状態にこだわりが強い車だけに、中途半端な状態では出場しないはず。100%とはいかなくとも「オールスター競輪(GI)」の時よりはいい状態で挑んでくるはずだ。抵抗勢力となる若手機動型が薄い今大会では7、8割のデキでも間違いなくシリーズリーダーとなるだろう。
競輪祭に向けウォーミングアップくらいの気持ちでも、勝負になるであろう規格外の自力は間違いなく今開催の軸となるはず。勝てば本命党の財布が温まり、負ければ大穴党が歓喜する。やはりトップ戦線にはこの男が不可欠だ。
KEIRINグランプリ賞金争いの渦中にいる新田。盟友慎太郎の欠場は痛いが、とにかく1円でも多く賞金を上積みしたいところ。バンク特性生かしたスピード溢れる捲り追込みで宿敵脇本に挑む。
穴党にオススメなのがワダケンこと和田健太郎。近況は好調時のキレが戻りつつあり、中団以内あれば横に広がりがちな四日市の直線を内、中と変貌自在にコースを拾って突き抜けてくる。