11月5日、玉野競輪場で行われた周防国府杯争奪戦(GIII・最終日)の決勝は、番手捲りを差した清水裕友(28歳・山口=105期)が1着、番手から捲った取鳥雄吾(28歳・岡山=107期)が2着、ライン4番手を固めた松浦悠士(32歳・広島=98期)が3着に入った。3連単は①-⑥-③で1,150円という配当だった。

　レースは中四国4車を率いる犬伏湧也(28歳・徳島=119期)が前受けから突っ張って先行していく展開。抑えに来た高久保雄介(36歳・京都=100期)が外並走で粘るが、最終周回に入るまでに後退し中四国4車で出切っていく。最終バックで取鳥が番手捲りを打つところ、これを上回るスピードで古性優作(32歳・大阪=100期)が迫るが、取鳥マークの清水がこれを止める。結局、中四国ラインが主導権を譲らないまま直線に向かい、最後は清水が抜け出して1着。無傷4連勝で、前人未到の同一記念6連覇を達成した。