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【大宮競輪・モーニング】松田昂己「日に日に調子は上向いている」

2023/11/05(日) 13:45 0 2

大宮競輪場のモーニング「第28回テレ玉杯(FII)」は6日がいよいよ最終日。7Rの決勝戦に出走する松田昂己(22歳・茨城=123期)に話を聞いた。

「最終日はもっと良くなるはず」と話した松田昂己

 前回の京王閣で行われた企画レース「ルーキーシリーズ2023プラス」では残念ながら7着大敗。

「全て突っ張ろうと思ったけど浮島さんのダッシュが凄くて、簡単に叩かれてしまった。3番手から捲り上げたけど、牧田さんのブロックでぶるぶるってなり、あとは落車しないように気をつけていたら踏めずに7着」

 悔しい敗戦を経ての今開催。前検日に「僕は踏み出し(ダッシュ)が苦手。でも長い距離踏めるのが持ち味なのでそれを存分に発揮したい」と話していた通り、初日は正攻法からの突っ張り先行で他を圧倒。楽に逃げ切った。

「ちょっと重く感じた。でも毎回、初日はちょっと重くって2日目、最終日と良くなっていく感じなので今回も大丈夫でしょう」と普段でもニコニコ顔なのに、さらに頬が緩んだ。

 そして今日の2日目、7R準決勝では6番手からの捲りで快勝。
「S取りに行ったらみんな早くて取れなかった。その位置取りの失敗が…。作戦通りでは全くなかったけど展開が向いてくれた。脚の感じ? いくらか軽くなったかな、最終日はもっと良くなるはず」と状態は上向き気配。

 そして明日の決勝戦。同期の地元・吉田晏生と話し合ったが、吉田が「前々回の富山決勝では松田君に付けて番手から優勝(松田2着)。でも今回は先輩達(茂木和臣神田宏行)の了承を得て自力でやらせてもらいます。理由ですか? 9連勝とか狙うには自力で勝ち星を増やさないといけないし、調子も良いので自力でやりたいという気持ちが強いからですかね。まあ、まだ2連勝しかしてませんが(苦笑)」。

 それを受けて「本当は吉田さんと連係したかったけど仕方ないですね。別線なら別線勝負で頑張るだけ。東京の清水(吉康)さんが付いてくれるし」と気持ちを切り替えた。

 5月のデビュー戦、ルーキーシリーズの宇都宮でV。そして本格デビュー後は10月の宇都宮でVとここまで2度の優勝は宇都宮の500バンクだ。初の完全優勝がここ大宮なら、500バンクは得意とプロフィールにも書けるはず。今後「500バンクは大得意です」と誇らしく話す松田を見てみたい。(アオケイ・本田記者)

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