2023/11/05(日) 12:30 0 37
今節のS級S班は脇本雄太、新田祐大、平原康多の3人。SNSでも人気のある佐藤慎太郎は残念ながら、欠場になってしまった。注目は、この舞台を復帰場所に選んだ脇本雄太の存在だ。8月の西武園オールスターで落車骨折。まだ2割か3割の状態だが、小倉競輪祭に向けて、試運転の意味もある。まずは、初日特選の状態を見て調子は把握したい。番手は近畿で追加に入った三谷竜生か絶好調の南修二。三谷竜生はワッキーの番手で何度もGIを獲っており、ヨコのマーカーの南修二だが、前走の向日町では捲りで優勝している。
新田祐大も勝負駆けの選手のひとり。現状、賞金順位で10位。9位の新山響平とは1100万円の差があり、13位の守澤太志まで500万円の差で争っている。前走の京王閣記念に続いての連覇を狙いたい。北日本の強力な先行タイプが不在で、新田祐大は自分でやるレースになる。末脚は甘くなっているが、それを柔軟な動きでカバーしている。
平原康多は年齢的にも正念場。現時点でS班維持に赤色ランプが点灯しているが、次の小倉競輪祭は得意な舞台。賞金でのグランプリは厳しく、競輪祭を獲るしかない。関東で坂井洋と連係して、3番手は諸橋愛の布陣だ。
地元のエースはホームバンクでもある浅井康太。山口拳矢との連係が、ビッグレースで決まっていないが、地の利はある。
ダービー王の山口拳矢は、普段より、ワンテンポ仕掛けは早くなる。柴崎淳と坂口晃輔も、ここに向けて仕上げてきた。
南関は岩本俊介に和田健太郎の千葉仲良しコンビ。両者共に近況の動きは悪くなく、決勝想定メンバーのひとり。
中四国は防府記念in玉野の後で、ビッグネームは不在。太田竜馬も一頃の勢いがない。九州も嘉永泰斗が欠場で厳しい戦いになる。
※11/7 加筆修正しました