2021/06/12(土) 11:30 0 0
鈴木薫は予選、正攻法から後ろの動きを牽制しながら突っ張り先行。まさに危なげない運行で王道のレースだった。「初日にメンバーを見て、これなら変に下げて巻き返すとかよりは突っ張ってしまえば大丈夫と思った」。
その言葉通り終始先頭を譲らない走りで力強く逃げ切る。「自分が思っている以上に踏めたんですよ。内容も良かったし、ラインで決められたのも納得です」と会心のレースで笑顔。
しかし、油断できないのが特選機動型との対戦が濃厚となる準決勝だ。
「準決勝はやっぱりちょっと怖いですよね。少しでも隙をみせればこっちがやられてしまう。とは言っても、別に違う走りをするわけではないし、相手がどうであれ自分の力を出し切る走りをやるだけ」と締め括った。
来期は自身待望のS級だ。そこに良い形で入りたいのは誰もが思うこと。着以上に内容重視の走りになりそうだ。 (アオケイ・真島記者)