2023/11/04(土) 12:00 0 18
(公財)JKAはこのほど、6月22日付で改正された「競輪に係る業務の方法に関する規程」により新たに開始される「再チャレンジ検定制度」について、以下を発表した。
1.制度の概要について
代謝制度の対象となりあっせん保留となった選手のうち、審査対象期間となる3審査期の間のいずれかに競走中等の落車負傷等によって最低出走回数に満たない期があった場合、タイム計測による検定により基準タイムをクリアした選手についてはあっせん保留を解除し、競走復帰することができる制度。
2.開始時期(予定)
第1回目:2024年2月に実施
(22年後期・23年前期・23年後期の3審査期により代謝対象となり、あっせん保留となった選手で、下記の申請資格を全て満たすことが条件)
※以後は審査期終了時、半年ごとに検定を実施
3.申請資格
下記①〜③を全て満たすこと。
①「競輪に係る業務の方法に関する規程」第83条第1項第3号の規定に該当し、同規程第134条第1項第3号により選手出場あっせん保留となった者
②代謝の対象となった審査期間(3期)の間に発生した競走中等における落車負傷等(自らの失格となった行為による落車負傷等は除く)により、31日以上の治療日数を要すると診断された身体損傷を受けた者
③診断された治療日数の属する審査期の出走回数が、当該審査期の登録審査用得点算定最低出走回数に達しない者
4.タイム計測
①実施場所:日本競輪選手養成所 JKA250
②実施時期:審査期間終了時から概ね2か月以内
③実施方法:男子はスタンディングスタートによる1,000m独走
女子はスタンディングスタートによる500m独走
④合格基準:男子は1分9秒以内、女子は38秒以内
※タイム計測は2回実施し、1回でも基準タイムをクリアすれば合格
⑤使用自転車等:JKA登録自転車、認定部品を使用
(男子はスチール製フレーム、女子はカーボン製フレーム)
※250競走においてのみ登録、認定されたものは不可
※ギア倍数は男子4.00未満、女子3.80未満
※ヘルメットは競輪用とし、服装・装備品については別途定める
5.その他
①合格者は検定実施後直ちに競走復帰できる。
②原則として合格者の過去審査対象3期はリセットされ、競走復帰した期は新たに1期目としての審査対象とする。
③合格者がいた場合であっても代謝制度による登録消除者は追加されない。
④再チャレンジ検定制度の受検は1回のみ。
※「再チャレンジ検定」の詳細はJKAのwebサイトをご覧ください。