2023/11/02(木) 10:00 0 7
玉野競輪場で2日に初日を迎えた「周防国府杯争奪戦(GIII)」。競輪歴約30年の夕刊フジ記者・秋田麻子が今シリーズの展望と注目選手を紹介します。
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防府競輪場は昨年記念終了後から2年間、施設改修工事が行われる。そのため、今年に限り、記念が隣の隣、玉野で開催される。隣の広島も改修中で12月の広島記念(ひろしまピースカップ)も玉野で実施されるので、今開催で玉野バンクの特徴をつかんでおきたい。
直前の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」では一次予選で大敗したが、2勝とまずまずの動き。自力だと苦しいシーンもあるが、今回は勝ち上がりなら先行選手の番手を回れるはず。番手があれば鬼に金棒。僚友・松浦悠士(広島)も最大限に清水を盛り立てるだろう。
調子がすごくいいわけではないと言いながらも終わってみれば「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」で完全優勝した古性優作。脚力もさばきも天下一品だ。困ったとき?は古性から車券を買っていれば安心…。だけど配当がお安いので相手選びは慎重に。
絶対的な脚力なら犬伏湧也(徳島)が断トツ。犬伏が本気で踏み込んだら誰もついていけない感じさえする。思い切り仕掛けてどんどんぶっち切ってほしいけど、競輪はラインもあるのでそうもいかない。年末のヤンググランプリ出場は決まっているが、今は賞金ランキング10位でKEIRINグランプリ出場も狙える位置。清水、松浦を振り切って逃げ切るシーンだって考えられる。
SSの新山響平(青森)、守澤太志(秋田)、郡司浩平(神奈川)はいずれもグランプリボーダーで少しでも賞金を加算しておきたいところ。新山はまずは初戦からいつもの突っ張り先行で犬伏、古性を不発にしたい。