2023/10/31(火) 21:00 0 26
30日、熊本市経済観光局スポーツ・イベント部競輪事務所西真一郎所長と競輪選手会熊本支部の西島貢司支部長に現在工事中の熊本競輪場を案内していただいた。
周長500メートルから400メートルへと変貌を遂げるバンクの土台が完成し、舗装工事を控えている。“滑走路”と呼ばれた69.5メートルの見なし直線は約60メートルに短縮される予定。
ホームスタンドは元の施設の改修工事が進み、3階に特別観覧席が新設される。バックスタンドは取り壊され、跡地に競技練習棟が完成。ミッドナイト開催を見据えた照明の設置も進んでいる。
西所長は「来年6月までにすべての準備を終えるところが目標です。皆様から愛される施設を目指したい」と語り、西島支部長は「8年も地元開催がなかったつらさを抱えながらも若手選手たちが結果を出し始めてきた。再開したらもっと強くなる」と期待を込めた。
また、29日には中川誠一郎(44歳・熊本=85期)の「通算500勝記念祝賀会」が熊本市内のホテルで開かれ、選手、ファン、関係者ら約280人が中川を祝福した。
大西一史熊本市長は「生活再建を含めて(中川に)多額の寄付をいただいた。復活した熊本競輪場で中川選手の雄姿を見たい」と祝辞を述べた。