2023/10/30(月) 21:15 0 26
S班の布陣が超豪華で、5名の名前が入っているが、全員がフル参戦。今年、すでにGIのタイトルを3個獲っている古性優作を筆頭に、地元地区の松浦悠士、オールラウンダーの郡司浩平、突っ張り先行が武器の新山響平、仕事人のマーカー守澤太志と、生で走る勇姿を見て欲しい選手ばかり。
そして、一番の注目と言ってもいいのが、清水裕友の地元記念6連覇が達成されるかだ。舞台が防府から玉野に変わったが、前人未踏の大記録に挑む。
やはり優勝に一番近いのは古性優作。脇本雄太が落車負傷で長期離脱を余儀なくされているが、全くその影響もなく、逆に責任を持った走りが多くなっている。自然と良い位置を確保して、技に頼らずのタテ攻撃は威力倍増。近畿で稲川翔と村上博幸を背にして、快速捲りを決める。
もちろん、清水裕友にも援軍は揃っている。親王牌では初日に失敗して負け戦回りになったが、気持ちを切らさず走り切った。ここにも精神的な成長が窺える。
盟友でもある松浦悠士のアシストも見込め、相性抜群の犬伏湧也の存在も大きい。ホームバンクでない玉野での走りになるが、モチベーションは高いとみたい。
競輪祭に向けて、犬伏湧也、清水裕友、松浦悠士がどんなバリエーションで走るかも興味深い。清水裕友が一番勝ちやすい並びを最終的に模索するだろう。
目標がいると失敗する郡司浩平だが、自分でやった時の安定感は抜群。野口裕史と一緒のケースは番手を回るが、今節は自力での戦いになりそう。
南関のマーカーが手薄で、郡司浩平に守澤太志の並びも考えられる。
相手が誰でも自分のレースに徹する新山響平。受けて立つレースに難点はあるが、守澤太志とのワンツーも可能だ。基本的に突っ張りの組み立てになる。
防府記念と考えれば、顔役でもある桑原大志は最低でも決勝には進出したい。偉大なる脇役でもあるが、援護だけでは終わらせない。ホームバンクの取鳥雄吾も、ここに照準も絞ってきたとみたい。