肺がんによる長期欠場から復帰した鈴木龍之介が、2日目の一般戦で勝利した。鈴木は、連係した土屋仁と離れるも後方6番手から追い上げ、ゴール前で田原宥明と土屋の間を割って1着をゲットした。

　鈴木のコメントは以下。

■鈴木龍之介コメント

　1着は自分でもまさかって感じ。復帰に向けて練習はしていたけど1着が取れるとは。

　初日のレースが終わった後、同県の後輩、長島大介君、星野辰也君にアドバイスをもらい自転車の調整をしたら感じが良くなった。

　レースに関しては1着こそ取れたけど、連係をした土屋(仁)さんから離れてしまったし反省。ただ、後ろになってからも余力は残っていた。突き抜けて1着を取るにはあのコースしかなかった。

　ゴールした後に声援がすごかったし、自分でも叫びたかったけど、声は出せないので、手を突き上げてファンの人に応えました。

　家族、主治医、JKA、選手会と自分に携わる全ての人に感謝です。走れるだけで満足せず、責任感を持ってレースに臨みたい。がんがわかった2月の時点では絶対に復帰は無理だと思った。医学の進歩のおかげで今ここを走れている。この気持ちを忘れず精進していきたい。