2023/10/25(水) 18:15 0 8
この間の川崎の初日予選は酒井雄多のカマシに付きバテして痛恨の『ハコ5』。多くのファンが「あの木暮が…」とビックリした。
「終わってからたくさんの人に心配されました(苦笑)。人気にもなっていたし、お客さんにはほんと申し訳なかったです。やっぱり、自分は9車のぐちゃぐちゃなレースで育ったので、7車の引いてドン(の後ろは)はあまり得意じゃないですね。離れたあとに何を言っても言い訳になってしまいますが…」
すっかり『昔は強かった人』の枠になってしまった木暮だが、年齢を見るとまだ38歳。高齢化が進む今の競輪界ではベテランでもなんでもないし、ここからいくらでも巻き返しが可能だ。
「若い時は、階段で歩くかエレベーターに乗るかの2択なら、迷わず階段を使っていたのに、いつの間にかエレベーターだけになっていた。そういう甘えが体やレースに出てきているのかもしれませんね。こんな成績で言うのもあれですけど、調子はそこまで悪くないんです。ほんとちょっとした噛み合わせとかそういうのだけ。FIでもGIIIでも何でもいいから、どこかで勢いのある若手と一緒になって、ポンポンポンと勝ち上がれば、流れもガラリと変わると思う。今はサーフィンで言うところの波待ち状態。これから波に乗るよって、じっくり待っているところです」
こういう苦しい状況でも常に笑顔で前向きな木暮。気になる調子を聞いてみると「今回は大丈夫です!」と即答だったし、ここからの復活劇に期待したい。(アオケイ・長谷川記者)