2023/10/22(日) 17:05 0 13
弥彦競輪場の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は22日、最終日を開催。優秀8Rを走った深谷知広に話を聞いた。
このレースは4分戦らしく展開の入り組む超乱打戦となったが、後方8番手から最後の最後にまくりを見舞った深谷が混戦に蹴りを付けた。
「車番が悪かったし、どこを取れるかの位置取りで(和田)真久留がいい位置を取ってくれた、状況を見て仕掛けの準備をしていたし悪くなかった」と、最終日にしてようやくの白星に安どした。
直前に体調を崩し、今シリーズは決して万全な状態とはいかなかった。それでも、ここまでの3走ともにバックを取るアグレッシブなレースで持ち味を出し切っていた。「直前に腸炎にかかって体重が落ちたんです。一晩で3キロ落ちたほどで…。今はやっと1キロ戻ったしまずは本調子を戻すことに徹したい」と今後の課題を打ち明けた。
そんな中でも収穫もあったようだ。
「(実戦で初めて使った)新フレームが良かった。最初の3、4歩目は足踏みして、その後に伸びる感覚があったんです。色々、試行錯誤していたフレームなので最終日にまくりが決まったのは良かった」と新たな武器を手にし、今期、後半戦を乗り切っていく。(netkeirin特派員)