2023/10/22(日) 15:30 0 8
弥彦競輪場の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は22日、最終日を開催。7Rの特選に出場した新田祐大に話を聞いた。
前年度の覇者でもある新田祐大が8番手からの大まくりを決めて貫禄勝ち。オールスターの一次予選2以来、実に2か月ぶりの1着となった。
そのオールスターの優秀戦「シャイニングスター賞」で落車して以降はなかなか調子が上がらなかったが、「寬仁親王牌でピークがくるように調整してきた」と今回は自信を持っての参戦だった。
初日の理事長杯は菊池岳仁のカマシを合わせ切って主導権を握ったが、展開が向いた古性優作にまくられて7着。「初日は力を出し切れた。着には残れなかったけど、良い感覚をつかめた」とローズカップ進出は逃したものの、まずまずの滑り出しとなった。
ただ、二次予選Aで痛恨のミスを犯してしまう。新鋭・太田海也を意識しすぎたのか、太田の番手を取り切ったもののそこから動けず、力を出し切れずに勝ち上がりを逃した。
「2日目は消極的になりすぎました。力を出し惜しみしてしまったのが…。そこが敗因ですね。3日目は(中野)慎詞が頑張ってくれたけど気持ちを上げ切れなかったですし」
残す今年のGIは来月の競輪祭のみ。
「賞金争いもあるけど、季節の変わり目でもありますし、まずは体調をしっかり整えて。このあとは京王閣GIII、四日市GIII、競輪祭と続くので、一戦一戦、力を出せる状態に持っていけるように努めたいです」
来年も赤いパンツを履くために、今後も最善を尽くしていく。(netkeirin特派員)